プロが選ぶオススメの白いクロス1選

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こんにちは。現役インテリアコーディネーターのはなこです。

業界14年の経験をもとに、おうちづくりに役立つお話ができればと思います。

「メインの白いクロスどう選べばいいの? 違いが全然わからんっ!」

という質問はたいへんよくあります。

メインの白いクロス オススメは、トキワなら「TS-501」(2024年まで)

↑ トキワ TS501

お家の全体の色味や、お施主様のお好みにもよりますが、特に問題なければ、こちらをオススメしています。私の担当するお客様の8割以上は、こちらのクロスを採用していただいています。

理由は、

・表面の質感が良く、本物のぬりかべっぽく見える

・厚みがあり、クロスの下地の凹凸や、目地が目だちにくい

・比較的まっしろで、建具等の色味と相性が良い

・A級(量産クロス)でお値打ち

です。

表面の質感が良く、本物のぬりかべっぽく見える

白いクロスは、塗り壁とか、織物とかを真似てそれっぽく作られているものが多いです。

中には、ぱっと見ただけで「偽物」感があるものが、たくさんあります。

コテむらが不自然なもの

織物調の柄が不自然なもの

デジタルカタログではよく分かりませんので、見本帳かカットサンプルでご確認してくださると良いと思います。

カットサンプルは、各メーカーさんのウェブページから請求できることが多いです。

厚みがあり、クロスの下地の凹凸や、目地が目だちにくい

見本帳やカットサンプルを実際に触ってみると分かるのですが、このクロスは質感の良いクロスの中では比較的分厚いです。

クロス職人さんは、厚みの薄いクロスをすごく嫌がるかたが多いです。それはクレームがでやすいからだと思います。目地が空きやすく、下地の凹凸が目立ちやすいそうです。

厚みのあるクロスでは、比較的目地や下地の凹凸が目立ちにくいことが多いです。

ただし分厚くても、表面のフィルム処理などによっては伸縮性が下がり、目地が空きやすいこともあります。一概には言えませんのでご注意ください。

また、目地や下地の凹凸が目立ちにくいクロスも、そういうことがまったく起きないという事ではありません。家の構造は、地盤や、天候、経年変化により絶えず少しずつ動いています。特に木造軸組み構造の場合、新築して1年~3年目くらいまでは躯体が良く動きます。目地が空いたり、ひび割れがでても、必ずしも欠陥住宅というわけではありません。

比較的まっしろで、建具等の色味と相性が良い

白っぽいクロスをよく見てみると、少し黄みがかったものが多いです。

黄みがかったクロスをメインとして選び、お部屋の扉や窓枠や巾木(床と壁の間の材)などに白色を選んだ場合、

「クロスの黄みがかった白」と「扉などのまっ白」の色の違いが変に目立って、お部屋の雰囲気にけっこう影響がでます。

パナソニックも、リクシルも、扉・窓枠・巾木の白は、「まっしろ」に近いです。

メインのクロスを「まっしろ」にすれば、「まっしろ」扉と相性がよく、お部屋がスッキリまとまりやすいです。

ですので、扉も窓枠なども白じゃなくて木目調がいいよ、というかたは、少し黄みがかったクロスを選んでも問題ないと思います。

A級(量産クロス)でお値打ち

住宅メーカーさんの標準仕様のクロスはA級(量産)が多いと思います。

A級(量産)であれば、増額無しで選べると思います。

各メーカーのオススメ白クロス

ハウスメーカーさんから「サンゲツしかダメ」って言われちゃった…

というかたのために、

メーカーごとに白クロスをピックアップして、オススメランキングを作ってみました。

メインのクロスの選定でお悩みのかたは、よろしければご参考にしてください。

今後もおうちづくりに役立つ情報を発信していく予定です。

安心快適なおうちづくりのお手伝いができればうれしいです。

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